実績・活用例Track record

地下水の有効活用事例

株式会社キッツ KITZグループ イノベーションセンター

導入先のご紹介

KITZグループイノベーションセンター(以下、KIC)は、株式会社キッツの創業70周年記念事業の一環として、茅野工場敷地内に、人財育成、技術開発及び情報発信機能を備えた拠点として建設され、2022年から稼働を開始しました。KICにはバルブの設計や開発に携わる社員を中心として、お客様や技術研修に来る方など多くの人が利用します。

導入先のご紹介

課題

災害時の水の供給

キッツは、茅野市との「災害時等における避難者支援に関わる協定」を締結しており、KICが立地する茅野工場は地域の避難所としてご利用いただくことができます。災害時に水を安定供給できれば、地域の皆様により安心して避難所としてご利用いただくことができます。

地下水の未活用

茅野工場では、地下水を汲み上げていましたが、有機物が多くそのままでは飲料水や生活用水としては使えない状態でした。

課題

課題のポイント

  • 地域貢献のために、非常時に安心して供給できる水インフラが欲しい
  • 地下水に含まれる不純物を取り除き、飲用可能にしたい

地下水処理装置の導入で解決!

ソリューションと効果

ソリューション

地下水処理装置による地下水の浄化と非常時の水供給(BCP対策)

効果

未利用だった地下水を、キッツが開発した地下水処理装置で膜ろ過処理することにより、地下水は水道水並みの水質となり、飲用や生活水等の用途で利用することが可能になりました。さらに、KICの非常用電源と組み合わせることで、災害時にも水を供給することが可能になり、地域の皆様により安心してご利用いただける避難所となりました。また、水道が使えなくなった場合にも地下水を製造工程で利用することが可能のため、BCP対策としても効果を発揮します。
 さらに、地下水処理装置の導入により、水道水の使用量が削減されたため、水道料金を抑えることもできました。

ソリューションと効果

浄水装置とは

浄水装置とは、河川水や地下水などの水から、飲用に適さない物質を取り除き、飲料水や生活用水をつくるための装置のことです。
※「浄水器」には消費者庁が定めた定義がありますが、ここで紹介している浄水装置とは異なるものです。